「一見必要ないことに一生懸命取り組む」nowhere film監督・青木健太が語る、好きを仕事にする創作人生

- 最終更新日:2025/06/24
- 公開日:2025/06/24
俳優から脚本家、そして監督へ。物語を紡ぐクリエイターが見つけた、楽しいことを追求する働き方
目次
プロフィール
青木健太(あおき・けんた)
nowhere film 監督・脚本
2025年入社
書道科非常勤講師を経て、2018年より俳優活動を開始。2023年、中京テレビ「名探偵だった俺が転生したら赤ちゃんだった件」で映像制作に携わり、以降フリーランスで映像制作業に従事。nowhere filmでは脚本・演出・監督として、制作する映像作品のクオリティを担保する役割を担っている。

俳優から監督へ。きっかけは「後世に伝わる作品を残したい」
──まず、普段のお仕事について聞かせてください。
撮影がある日はそれで1日が終わるのですが、それ以外の日は基本ずっと何かしらの脚本を考えています。起きてから寝るまで、飯・風呂・トイレ以外は基本パソコンの前にいます。
──それはすごい集中力ですね!
ずっと集中しているわけではないですが(笑)、仕事という感覚でいないので可能なのかなと思います。でもリミットはあるので常に追われている気持ちです。
──俳優から映像制作の道に入られたきっかけは?
あるお芝居のワークショップでカメラを触る機会があり、それをきっかけに制作について学びました。「後世に伝わる作品を残したい」というのがそもそもの映像を始めるきっかけで、俳優部だろうが技術部だろうがそこにこだわりはなかったので、段々と制作サイドで映像に関わるようになりました。2023年の中京テレビ作品がターニングポイントだったのかなと思います。
──nowhere filmに入社を決めた理由は?
大輝さんに惹かれてというところが1番大きいですね。優しく周りを気にかけつつとんでもなく推進力があり、理想的なリーダー像を地でいく人です。

脚本はやれば終わる仕事ではない。創作の醍醐味と苦悩
──監督・脚本として、どんなことを大切にしていますか?
元々役者なので、ちゃんとそれぞれの役の感情の流れが破綻しないように脚本を書いてるつもりです。あとは過度に演出をつけないというか、なるべく客観的に物語を書いています。役者さんが作ってきてくれるお芝居の方が自分で考えてたものより面白いものを持ってきてくれると信じているので。
個人的には、役者さんが脚本の意図を汲み取ってくれていると意志の疎通ができた気がして嬉しくなりますね。その上で自分の想像を超えたお芝居とかそういう提案をしてくれるとすごく楽しいです。映像をやる醍醐味はそこにあると感じています。
──お芝居がお好きなんですね。
そうですね。単純にお芝居が好きなので、色んな役者さんのお芝居を見れるのは面白いです。無駄な事というと語弊があるかもしれませんが、エンタメって人生において一見必要ない、生活になくても困らないもので、それに一生懸命取り組むっていうのが、自分の中で楽しい事だし生き甲斐だなと思っています。

──創作で苦労することはありますか?
その時は大変だとか色々思ってやってるんですが、過ぎてしまえば思い出なので、意外と思い浮かばないですね(笑)。強いていうなら脚本はやれば終わる仕事ではないって所です。アイデアが何も出ない日は、ぼーっとコンテンツ消費して1日が過ぎていきます(もちろんヒントを得るためにですが)。寝る前にひいぃとなります(笑)。

ショートドラマの魅力は「面白さの種類が違う」
──ショートドラマならではの面白さって何でしょう?
面白さの種類が違うことですかね。
根本的には他の映画やドラマとやってることに変わりはないですが、色々凝縮して行うのである意味他の作品よりも大変だし凄いことやってるかもしれないと思うこともあります。
──最近手がけた作品で印象深かったものは?
「冷酷御曹司の愛妻計画」の時はキャスト・スタッフ全員が同じ方向を向いて走っていてものすごい一体感を感じました。あんな現場はそうそうないだろう思います。すごくいい思い出です。あとは沢山の出会いがあってそれもまた楽しかったです。


現場の雰囲気をもっと知りたい方は、ぜひだいきさんのYoutubeを見てみてください。「冷酷御曹司の愛妻計画」撮影最終日の様子です!!
nowhere filmらしさは「現場の空気の良さ」
──チームの雰囲気はいかがですか?
チームの雰囲気は最高です。大輝さんの周りに集まる人たちはみんな素敵で心地いいですね。あと、現場の雰囲気が良いという事はよく参加してくれた俳優さんたちに言われます。それは本当に自慢できることだなと感じています。
──「ここがこの会社らしいな」と感じる瞬間は?
現場にいる時ですね。全員が自分のポジションを全うしつつ、他のサポートまでしっかりこなしているので、現場の空気が良くて、撮影がすごく楽しいです。
単純に人として尊敬できる人しかいないので、そういった人の良さが空気を作っているんだなと思います。
──入社前後でギャップはありましたか?
ないです。人生で初めて会社員になったのですが、やることも今までと変わらないし出社もないので、そもそも入社したという感覚も薄いです(笑)。

今まで出会った全員を巻き込んで映画を作りたい
──今後はどんな挑戦をしたいですか?
一番やりたいのは、今まで出会った俳優・スタッフ全員巻き込んで映画を作りたいです。そして最終的には後世に伝わる作品を残したい。それが映像を始めるきっかけでもあったので。

一緒に働きたい人
──どんな仲間と働きたいですか?
向上心がある人、それからnowhereの空気に合う人!
──最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。
映像に興味ある方ぜひ一緒に!!創作の現場は本当に楽しいし、ここでしか味わえない体験がたくさんあります。一緒に良い作品を作っていきましょう。

nowhere filmでは現在、一緒にショートドラマ制作に取り組む仲間を募集しています。
詳細は採用ページをご確認ください。

酒井 大輝|nowhere film代表
ショートドラマ制作会社 nowhere film 代表。広告・エンタメ領域で多数の映像コンテンツを手がけ、企業の映像戦略やショートドラマ制作を支援。大手企業やスタートアップのブランディングに携わり、映像を活用したマーケティングを得意とする。シーシャバーやワインバーなど、場づくり事業も展開。