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D2C広告のCPAを半減、獲得数2倍に。ショートドラマで実現した新しいマーケティングの形 | メディカルコート様
- 最終更新日:2026/01/27
- 公開日:2026/01/27
D2C領域で美容系サービスを展開するメディカルコート様。従来のSNS広告が飽和し、獲得効率の低下に課題を抱えていました。
nowhere filmでは、企画立案から撮影、編集まで一貫してショートドラマ広告の制作をご支援。その結果、1日あたりの獲得件数が約2倍に増加し、CPAは約半分に削減という大きな成果を実現。
さらに、「認知」と「獲得」を一本の動画で完結できる新しいマーケティング手法として、今後の戦略の中核を担う施策となっています。

今回は、メディカルコート様の野村様(本部長)と尾川様(デザイナー・ディレクター)新川様(ディレクター・プランナー)に、ショートドラマ広告導入の背景や成果、nowhere filmとの取り組みについて詳しくお伺いしました。
目次
「UGC風広告の限界を感じた」。獲得効率の低下が最大の課題
小野田:本日は貴重なお時間ありがとうございます。よろしくお願いします。
早速ですが、お問い合わせいただく前、どのような課題を抱えていらっしゃいましたか?
野村様:D2C領域の従来のSNS広告に限界を感じていました。反応が悪くなり、獲得数値が下がってきていたんです。それまでは内製で広告を作っていたのですが、ユーザーがその手法に飽きてしまい、効果が落ちてきたという実感がありました。そこで、クリエイティブを完全に外注し、質の高い広告を制作する方向へ舵を切ることを決めました。
小野田:その中で、なぜ「ショートドラマ」という手法を選ばれたのでしょうか?
野村様:従来の広告が飽和してしまったため、「目新しく、ユーザーに最後まで見てもらえるクリエイティブ」が必要だと考えました。ショートドラマであれば、ストーリーでユーザーを引き込みながら、最後まで視聴してもらえる可能性が高いと判断し、投資する価値があると考えたんです。

決め手は「台本の刺さり」と「チームの情熱」
小野田:5社ほどご検討された中で、最終的に当社に決めていただいた理由をお聞かせください。
野村様:理由は大きく2つあります。1つは、企画案を見た際に、運用担当者に最も刺さったのが御社の台本(企画原案)だったことです。他社の提案と比較しても、内容が具体的で、広告としての訴求力を感じました。
もう1つは、スタッフの皆さんの情熱や「前のめり」な姿勢です。打ち合わせの段階から、私たちのビジネスや課題に真摯に向き合ってくださる姿勢が伝わってきて、「この方々となら良いものが作れる」と信頼できました。

「綺麗な映像」と「広告効果」。両立させたコミュニケーション
小野田:制作プロセスで印象的だったことや、やりやすかった点はありますか?
新川様:正直に言うと、当初は少しギャップを感じる部分もありました。「綺麗な映像を作りたい制作側」と「インパクトを重視したい広告側」で、視点が異なる場面があったんです。
ただ、コミュニケーションを重ねることで、私たちが求めるテンポ感や広告的な見せ方を柔軟に取り入れてもらえました。お互いの立場を理解し合いながら進められたのは、非常に良かったと思います。
小野田:具体的に、制作面で助かっている部分はどこでしょうか?
新川様:台本を深く読み込んで、現場で絵作りをしてくださる点が本当にありがたいです。今までの内製では、編集時に細かい指示書を作成する必要があるのですが、御社の場合は、編集前の段階でこちらの意図を汲んだ構成案を最初から提示してもらえるんです。そのおかげで、編集作業がスムーズに進み、クオリティも高く仕上がっています。

獲得件数2倍、CPA半減。投資対効果は明確に
小野田:成果についてお伺いします。最も重視されている指標と、その達成状況を教えてください。
野村様:私たちが最も重視しているのは、「獲得件数」と「CPA(顧客獲得単価)」です。結果として、従来の広告とショートドラマの比較をすると、ショートドラマでは1日あたり約2倍の獲得を実現しました。また、CPAも約半分に抑えられているという状況です。
小野田:制作コストとの兼ね合いはどう判断されていますか?
野村様:確かに、制作コストは内製と比較すると6〜7倍かかります。ただ、獲得効率(CPAや獲得数)が大幅に良いため、投資すべきという明確な判断ができています。数字で見ても、投資対効果は十分に出ていると実感していますね。
尾川様:補足すると、ラップバトル形式の動画は2万回再生を記録しており、ミュージックビデオとしての視聴維持率は非常に高く、他の動画の約2倍の視聴完了率を誇っています。広告運用では、冒頭の3秒、10秒、15秒時点での離脱率を他社比較の指標として重視しているのですが、その数値も非常に優秀です。

「認知」と「獲得」を一本で完結。ショートドラマの最大の強み
小野田:ショートドラマという手法の最大のメリットは何だと感じていますか?
野村様:「認知」と「獲得(刈り取り)」を一本の動画で完結できる点です。冒頭でドラマとして引き込み、後半で商品訴求を行うこの手法は、今の時代に非常に効率的なマーケティングだと感じています。従来は認知施策と獲得施策を分けて考えることが多かったのですが、ショートドラマならそれを統合できるのが大きな強みですね。
小野田:今後のターゲット戦略についてはどうお考えですか?
野村様:特定の年齢層に絞りすぎず、Metaなどのプラットフォームの最適化機能を活用し、幅広い層(特に25〜35歳)に届くよう配信しています。ショートドラマの汎用性の高さを活かして、より多くのユーザーにリーチしていきたいと考えています。

クリエイティブのポートフォリオを多様化させること
小野田:最後に、ショートドラマ広告を検討されている他社の方へメッセージをお願いします。
野村様:1つの手法に固執せず、ショートドラマやMV風など、クリエイティブのポートフォリオを多様化させることが、新しいユーザーを発掘するために非常に重要だと思います。特に、従来の広告手法が飽和してきたと感じている企業には、ぜひショートドラマという選択肢を検討していただきたいですね。
nowhere filmさんは、企画力はもちろん、広告としての視点を持ちながら映像を作ってくださるので、マーケティング目線でのクリエイティブ制作を求めている企業には、特におすすめできます。
新川様:ショートドラマを制作する上で、私が最も大切にしているのは、「自分が興味を持てるネタ、共感できるテーマで作ること」です。例えば、マッチングアプリや推し活など、自分の生活に近いもの、日常的に接しているものは、感度高く作ることができます。ショートドラマは、そうした現実的な内容を実現しやすいフォーマットです。なので自身が「これは面白い」と感じられるテーマを選ぶことが、結果的に視聴者の心を掴む作品につながると考えています。
尾川様:何より、作ったものは見てもらわないと意味がない。だからこそ、私たちはショートドラマという手法に踏み切りました。数値も大切ですが、まずは「見てもらえるクリエイティブ」を作ることが何よりも重要だと考えています。
自分がいいと思うもの、がんばれるものを作り上げる。そうすれば、見てくれる人が必ず現れて、そこから初めて検証のステージに進めるんです。クリエイティブのクオリティにこだわり、まずは視聴者の心を掴むこと、それがショートドラマ広告成功の第一歩だと思います。
小野田:本日は貴重なお話をありがとうございました。
酒井 大輝|nowhere film代表
ショートドラマ制作会社 nowhere film 代表。広告・エンタメ領域で多数の映像コンテンツを手がけ、企業の映像戦略やショートドラマ制作を支援。大手企業やスタートアップのブランディングに携わり、映像を活用したマーケティングを得意とする。シーシャバーやワインバーなど、場づくり事業も展開。