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ショート動画制作の費用相場は?制作費を左右するポイントや注意点を徹底解説

- 最終更新日:2025/06/17
- 公開日:2025/06/17
昨今では、SNSの普及にともない「ショート動画」が注目を集めています。しかし、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
「ショート動画を制作する費用はどのくらい?」
「コストを抑えて制作するポイントを知りたい」
そこで本記事では、ショート動画制作の費用相場について、依頼先別の価格帯や制作費を左右するポイントを分かりやすく解説します。記事の後半では、コストを抑えるコツも詳しくまとめました。
ショート動画の活用を検討している方は、ぜひお役立てください。
nowhere filmでは、ショート動画の企画から脚本・撮影・編集までを一貫してご支援しています。
「ショート動画を自社でどのように活用できるか知りたい」「まずは事例や概算費用を確認したい」などのご相談も可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
目次
【依頼先別】ショート動画の費用相場は?
まずは、ショート動画制作の費用相場を依頼先別に見てみましょう。
依頼する内容や業務の範囲によって価格は変動しますが、依頼方法は大きく分けて以下の3つがあります。
- ショート動画の制作会社に依頼する場合
- ショート動画制作をフリーランスに依頼する場合
- 生成AIでショート動画を制作する場合
ショート動画の制作会社に依頼する場合
ショート動画の制作会社に依頼する場合の費用相場は、依頼内容によって異なります。企画や簡易な編集のみであれば、3〜5万円程度と比較的安価で依頼できるケースもあります。しかし、「ただ編集して終わり」といったケースもあるため注意が必要です。
質にこだわって制作する場合は、依頼費用が数十万円を超えることも珍しくありません。特に動画の撮影有無や尺の長さ、修正回数、納期などによって価格は変動します。また、高度な編集や人気タレントをキャスティングする場合も費用が上がる傾向にあります。
対応範囲や価格と質のバランスを見て、自社に合った制作会社に依頼することがポイントです。
ショート動画制作をフリーランスに依頼する場合
フリーランスにショート動画制作を依頼する場合の費用相場は、1本あたり3,000円〜1万円程度が目安です。クラウドソーシングサービスなどを活用し、個人に発注することで費用を抑えられます。
ただし、依頼する個人のスキルによってクオリティが左右される点に注意が必要です。納品スピードや修正回数なども人によってばらつきがあるため、事前に実績や評価を確認しましょう。
料金の安さだけでなく、信頼できる相手かどうかを慎重に見極めることが大切です。
生成AIでショート動画を制作する場合
最近では、生成AIを活用してショート動画を作成できるツールも増えています。なかには無料のツールもあり、低予算で手軽に動画を作れることがメリットです。
ただし、AIが生成した動画は人が制作したものと比べてクオリティが低くなることが多く、構成や演出の細かい調整が難しい場合もあります。違和感のある表現や描写になることもあり、かえって修正が増えて手間がかかるケースも珍しくありません。
生成AI動画の特徴を活かしたプロモーションや個人利用には適していますが、信頼性が求められるビジネスでの活用には注意が必要です。
ショート動画制作会社に依頼するメリット
ショート動画制作は、構成や編集、撮影などに多くの手間がかかります。制作会社に依頼することで、自社では対応できない部分をカバーでき、効率良く成果につなげられるでしょう。
ここでは、ショート動画制作会社に依頼するメリットを紹介します。
- 動画制作の手間を削減できる
- プロによる高品質な動画を制作できる
- 成果につながりやすい
動画制作の手間を削減できる
1つ目のメリットは、動画制作の手間を削減できる点です。
ショート動画を制作する際は、企画や撮影、編集、キャスティングなど、多くの業務が発生します。専任の担当者やスキルのある人材がいない場合、すべての工程を社内で進めることは難しいでしょう。
ショート動画制作会社に依頼すれば、動画制作にかかる時間や手間を大幅に減らせます。自社のリソースを圧迫することなく、本業に集中しながら着実に動画を活用できるでしょう。
プロによる高品質な動画を制作できる
2つ目のメリットは、プロによる高品質な動画を制作できる点です。
ショート動画制作会社には、映像制作の経験やノウハウが豊富なプロが在籍しています。商品の魅力を引き出す見せ方や、ブランドイメージを届けるための演出など、目的に応じた表現を提案してくれるでしょう。
特にショート動画は短い時間でインパクトを残す必要があるため、構成や演出に独特のテクニックが必要です。自社では作れない高品質な動画も、動画制作会社であればプロのスキルを駆使して実現してくれるでしょう。
成果につながりやすい
3つ目のメリットは、成果につながりやすい点です。
ショート動画は、ただ作って公開するだけではユーザーに見てもらえないこともあります。SNSでの拡散や視聴完了率を高めるためには、アルゴリズムや視聴傾向に合わせた工夫が必要です。
ショート動画制作会社は、トレンドやプラットフォームの傾向を踏まえて動画を制作してくれるため、視聴者の反応や成果につながりやすいでしょう。
マーケティング視点で運用面までサポートしてくれる制作会社を選べば、より効果的にショート動画を活用できます。
ショート動画制作会社に依頼するデメリット
制作会社に依頼すると多くのメリットを得られますが、デメリットもあります。ここでは、ショート動画制作会社への依頼時に注意すべき点と対策を解説します。
- 認識のずれが生じることがある
- 費用が高額になる場合もある
認識のずれが生じることがある
ショート動画制作会社とのやり取りで起きやすいのが、制作したい動画の認識やイメージにずれが生じてしまうことです。希望の仕上がりを伝えたつもりでも、実際に完成した動画を見てみたら「思っていたものと違った」というケースもあります。
こうしたトラブルを防ぐには、動画の制作意図や目的を明確にし、制作会社としっかり共有することが大切です。制作会社と密にコミュニケーションを取り、認識に齟齬がないか確認しましょう。
また、「ナチュラルなイメージ」など、人によって解釈が異なる抽象的な表現にも注意が必要です。イメージに近い事例があれば制作会社に共有し、できるだけ具体的に要望を伝えましょう。
費用が高額になる場合もある
ショート動画制作会社に依頼する場合、フリーランスへの依頼や自社制作と比べて費用が高くなる傾向にあります。撮影やナレーション、アニメーションなどを加えると、オプション料金が発生することも少なくありません。
費用を抑えたい場合は、自社対応が難しい作業のみ制作会社に依頼し、自社で対応できる作業は内製化するのもおすすめです。また、複数本の動画を制作するときはまとめて依頼したり、相見積もりを取得したりすることでコストを抑えられるケースもあります。
制作費用を抑える具体的なコツは後述するので、あわせて参考にしてみてください。
ショート動画制作の費用を左右するポイント
ショート動画制作にかかる費用は、依頼する内容や目的に応じて大きく変わります。
ここでは、制作費に影響しやすい6つの要素を取り上げ、それぞれのポイントを詳しく解説します。
- 動画の長さ
- 企画・構成の有無
- 編集の難易度
- 撮影の有無
- 修正回数・納期
- ナレーションの有無
動画の長さ
一般的には、動画の尺が長くなると料金も高くなる傾向にあります。動画の時間が長くなるほど、必要なカット数やテロップ、ナレーションのボリュームも増えるためです。編集にかかる時間や調整が増える分、コストも高くなります。
ただし、制作会社によっては動画の長さを大まかに分け、一律で費用を見積もるケースもあります。例えば、10秒でも30秒でも同じ「1分以内の動画」として見積もる場合があります。制作会社によって分け方が異なるため、見積もりの際に確認してみましょう。
企画・構成の有無
動画の企画・構成を自社で準備するか、制作会社に依頼するかによっても費用が変わります。制作会社にアイデア出しから構成、台本作成まで依頼する場合、一般的には数万〜十数万円程度の費用が発生します。
自社で構成案や撮影指示書を用意し、コストを抑えることも可能です。しかし、構成の完成度が低いと、制作途中で修正が増えたり、伝えたい内容がブレてしまったりする可能性もあります。初めて動画を作る場合や企画力に不安がある場合は、プロに任せると安心です。
編集の難易度
動画編集の難易度も制作費用を左右するポイントです。
基本的な編集や簡単なテロップの追加であれば、基本料金に含まれていることも多いです。アニメーションや高度な加工、BGMの細かな調整などが加わると、編集作業の難易度が上がり、料金が上乗せされる場合があります。
しかし、費用を抑えたいからといって簡単な編集のみにしてしまうと、単調な動画になってしまうことも。特にショート動画では、テンポの良さや飽きさせない演出が欠かせません。
インパクトのある動画づくりには技術力が求められるため、プロのスキルを活用するのがおすすめです。
撮影の有無
撮影が含まれるかどうかによっても全体の費用感は大きく変わります。ディレクターやカメラマンの人件費、機材費、車両費などが加算されるためです。
自社で動画の素材を用意し、編集のみを依頼する場合は数万円程度の費用で収まることもあります。しかし、撮影が加わると10万円以上かかるケースも珍しくありません。
自社で撮影した素材や動画のストックがある場合は、既存のものを活用することで制作コストを抑えられるでしょう。
修正回数・納期
修正回数や納品までのスケジュールも制作費に影響しやすいポイントです。
多くの制作会社では、「2回までの修正は無料」など修正回数に上限を設けており、規定を超えた場合には追加の費用がかかります。即日納品など急ぎの案件では、特急対応のための調整料が発生することもあります。
また、制作会社によっては「編集は3日以内」など、作業日数を提示しているケースもあります。細かい決まりは制作会社ごとに異なるため、依頼前に確認しましょう。
ナレーションの有無
動画にナレーションを入れる場合、声優やナレーターへの依頼料、スタジオ収録にかかる費用などが追加されます。特にプロのナレーターを起用する場合は高額になりやすく、7万円程度から依頼できます。
近年ではAI音声を活用するケースも増えており、費用を抑えたい場合は検討の余地があります。ただし、機械音声はチープなイメージになってしまうこともあるため、伝えたい内容や動画の雰囲気に合った方法を選ぶことが大切です。
ショート動画制作の費用を安く抑えるコツ
ショート動画制作では、工夫次第で余分なコストを削減することも可能です。以下では、ショート動画制作で費用を安く抑えるコツを解説します。
- テンプレート・素材を活用する
- 依頼範囲を明確にして無駄を省く
- 相見積もりを取得する
- 補助金・助成金を活用する
テンプレート・素材を活用する
オリジナルの映像表現にこだわらない場合、既存のテンプレートやフリー素材の活用で制作コストを抑えられます。新規の撮影や編集にかかる工数を最小限にすることで、依頼費用を削減できるためです。
特に、SNS向けの動画はテンポ感や情報の分かりやすさが重視されるため、テンプレートの活用が適しているケースもあります。
依頼範囲を明確にして無駄を省く
ショート動画制作会社への依頼範囲を明確にし、無駄を省くこともポイントです。
「何を外注して、何を自社で用意するか」を事前に整理しておくと、依頼費用を抑えやすくなります。例えば、撮影は社内で行い、制作会社には素材を渡して編集のみを依頼するといった分担も可能です。
また、依頼時に制作目的やゴールを明示することで、不要な工程を省けるだけでなく、意思疎通のトラブル防止にもつながります。事前準備をしっかりと行い、明確な依頼を出しましょう。
相見積もりを取得する
ショート動画制作を依頼する際は、複数の会社から相見積もりを取ることが大切です。同じ依頼内容でも、制作会社によって費用は異なります。複数の制作会社に見積もりを依頼することで、相場感を把握しやすくなるでしょう。
また、見積もりを比較する際は金額の安さだけでなく、サービス内容や条件も確認することが重要です。
項目ごとの内訳が分かる見積もりであれば、内容の透明性も高く、後から追加料金が発生するリスクを抑えられます。費用の内訳に不明点がある場合は、事前に確認してトラブルを防ぎましょう。
補助金・助成金を活用する
動画制作にかかるコストを削減するには、国や自治体の補助金・助成金を活用する方法もあります。特に中小企業向けの支援制度は多く、幅広い用途に使用できることが特徴です。
例えば、「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」などは、動画制作に利用できる場合があります。予算が限られている場合は、利用できる補助金がないかをチェックしてみましょう。
ただし、申請には書類作成や一定の審査期間が必要となるため、余裕を持って準備することが大切です。必要に応じて専門家への相談も検討しましょう。
格安でショート動画制作を依頼する際の注意点と対策
コストを抑えるために格安の動画制作サービスやフリーランスに依頼する場合、注意すべきポイントがあります。想定外の出費やトラブルを避けるためにも、事前に確認すべき点と対策を押さえておきましょう。
- クオリティが低いことがある
- 追加・オプション料金が発生することがある
- 運用・改善のサポートがない
クオリティが低いことがある
先に触れたとおり、制作会社によっては10万円以内で動画制作を請け負っているケースもあります。しかし、極端に安価なサービスの場合、動画のクオリティが低くなる可能性もあるため注意が必要です。
単調な編集や構成では必要な情報が伝わらず、せっかく動画を制作しても成果につながらない場合があります。特にショート動画は、短い尺でいかにメッセージを伝えるかが重要なため、一定のクオリティが求められます。
安価なサービスに依頼する場合は、事前にポートフォリオや過去の事例をチェックし、価格とクオリティのバランスが取れているかを確認しましょう。
追加・オプション料金が発生することがある
初期費用や基本料金が安く設定されている場合でも、制作を進めるなかで追加費用がかかるケースもあります。「ナレーションの追加」「修正回数の超過」「短納期対応」など、制作会社によってオプション扱いになる条件はさまざまです。
追加費用が発生した結果、最終的な制作費が予想以上に高くなることもあるため、依頼前に見積もりの明細や条件を明確にすることが大切です。
「どこまでの工程が基本料金に含まれるのか」「オプション料金が発生する条件は何か」など、不明点があれば事前に確認しましょう。
運用・改善のサポートがない
格安サービスでは、動画の撮影や編集のみを請け負い、運用や改善のサポートは行っていないケースがあります。その場合、自社にノウハウがないと、動画を制作しても十分な成果が得られない可能性があるため注意が必要です。
特に集客やブランディング目的で動画を活用する場合、配信や運用にも戦略が求められます。動画制作の技術だけでなく、動画を活かして成果につなげるための支援を行っているかも重要な選定ポイントです。
マーケティングに強い会社や、SNS運用の知見を持った担当者がいるかどうかも確認しておくと、動画制作の効果を得やすくなるでしょう。
ショート動画制作会社ならnowhere film株式会社
本記事では、ショート動画制作の費用相場について解説しました。
視聴者の印象に残るショート動画を制作するには、確かな技術とノウハウが求められます。マーケティングの視点をもってサポートしてくれる制作会社を選べば、ショート動画の効果をさらに発揮できるでしょう。
ぜひ本記事を参考に信頼できる制作会社を見つけ、自社のマーケティングにショート動画を活かしてみてはいかがでしょうか。

nowhere filmは、ショート動画・ショートドラマに特化した制作プロダクションです。TikTokなどのSNS向け縦型動画をはじめ、30話以上のアプリ課金型や横型対応の動画など、映像の質とマーケティング視点を両立させた作品づくりを行っています。
- 広告配信・アプリ配信 累計500話以上の制作実績
- コメディ・恋愛・ホラーなど多彩なジャンルに対応
- SNS・ショートドラマアプリなど配信先に応じた制作・企画が可能
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酒井 大輝|nowhere film代表
ショートドラマ制作会社 nowhere film 代表。広告・エンタメ領域で多数の映像コンテンツを手がけ、企業の映像戦略やショートドラマ制作を支援。大手企業やスタートアップのブランディングに携わり、映像を活用したマーケティングを得意とする。シーシャバーやワインバーなど、場づくり事業も展開。