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【2025年】日本のショートドラマ最新動向!人気のアプリや成功ポイントを解説

- 最終更新日:2025/05/14
- 公開日:2025/05/14
海外をはじめ、日本国内でも急速に人気を集めているショートドラマ。Z世代を中心に動画視聴スタイルが変化するなか、新たな市場を形成しつつあります。
本記事では、日本におけるショートドラマ市場の最新動向と注目のアプリ4選を紹介。さらに、マーケティングへの活用ヒントも分かりやすく解説します。
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目次
ショートドラマが日本で人気の理由
ショートドラマが人気を集めている大きな理由は、「タイパ(タイムパフォーマンス)重視」のライフスタイルに合っていることです。
Z世代を中心に、通学や通勤などのスキマ時間を活用したいという意識が高まっており、1話数分のショートドラマは、手軽に楽しめるコンテンツとして注目されています。
また、一般的なショート動画と異なり、ショートドラマはストーリー性が高く、短時間でも作品の世界観に没入できる点が大きな魅力です。縦型の映像が多いため、普段スマホを使っている延長線上で自然に映像に入り込める点も人気の理由です。
以下の記事では、ショートドラマと一般的なショート動画との違いや企業の成功事例などを詳しく解説しています。気になる方は、あわせてチェックしてみてください。
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日本で注目を集めるショートドラマアプリ4選
日本国内でも、ショートドラマに特化した配信アプリが続々と登場しています。 ここでは、Z世代を中心に人気を集める4つの主要アプリを紹介し、それぞれの特徴や強みを解説します。
BUMP
BUMPは、日本発のショートドラマアプリとして急成長を遂げています。2025年4月時点で累計200万ダウンロードを突破(※)しており、国内市場での存在感を着実に高めています。
1話97円(税込)から視聴できる少額課金制を採用し、マンガアプリのようなUI、広告視聴による無料再生など、多様な視聴スタイルに対応しているのが特徴です。
さらに、SNSと連携した動画の切り抜き投稿機能も備えており、ユーザーによる自主的な拡散が促進されやすい環境が整っています。
代表的な人気作品には、『愛の炎罪〜人気ママタレの裏の顔は不倫モンスターでした。〜』『余命3ヶ月のサレ夫』などがあり、刺激的な恋愛・不倫ジャンルが特に支持を集めています。
多様な視聴スタイルとSNS活用を両立するBUMPは、今後さらにユーザーを拡大していくことが期待されます。
※出典:emole株式会社のプレスリリース|ショートドラマアプリ「BUMP」、Z世代から支持を集めローンチからわずか2年強で累計200万ダウンロードを突破
Vigloo
Viglooは、韓国発の音声配信プラットフォーム「Spoon」が展開するグローバル向けショートドラマアプリです。8ヶ国語に対応し、海外ユーザーもターゲットにした設計が国内外で注目を集めています。
Viglooの特徴は、1話1〜2分、縦スワイプでテンポ良く視聴できる操作性の良さです。音声配信で培ったノウハウをもとに、音響や演出にこだわった高品質なオリジナル作品を配信しています。
日本発の作品も増えており、『愛は契約のあとで』『記憶を売る店』『ドッペルゲンガー』など、恋愛・ヒューマン・ホラーといった幅広いジャンルを取り揃えている点も魅力です。
UniReel
UniReelは、北米で人気のアプリ「ReelShort」の親会社・中文在線の日本法人、株式会社COL JAPANが日本市場向けに展開するショートドラマ配信アプリです。
従量課金制に加え、ダイジェスト動画の無料配信も取り入れたハイブリッド型の視聴スタイルが特徴で、視聴者の入り口を広く確保しています。
2025年2月には、窪塚洋介主演のミステリードラマ『上下関係』の独占配信を開始。河合優実、板尾創路ら実力派キャストが出演し、SNS上でも話題を呼んでいます。
映画的な作品のスケールとスマホ視聴に最適化された設計を両立するUniReelは、ショートドラマのイメージを覆す存在として今後の展開が期待されています。
ShortMax
ShortMaxは、177ヶ国以上で展開されている世界最大規模のショートドラマアプリです。海外の人気作品をはじめ、日本オリジナルの作品展開によって国内市場での存在感も高まっています。
特に注目すべきは、累計再生数1.1億回を突破した中国の人気ショートドラマ『あなたの声が聞こえる』や大ヒット作『大富豪のバツイチ孫娘』、テレビ朝日の人気ドラマ『奪い愛、冬』などのリメイク版。
既存のファン層を取り込みながら新たな視聴体験を提供する戦略により、今後の日本市場での成長に注目が集まっています。
【2025年】日本のショートドラマ最新動向
日本のショートドラマ市場は、作品数や視聴者層の広がりとともに急速に変化しています。ここでは、最新のショートドラマ市場の現状や日本企業の参入状況を解説します。
日本におけるショートドラマ市場の現状
日本のショートドラマ市場は、ここ数年で急速に拡大を続けています。もともと中国で人気を確立したショートドラマは、日本でも2021年頃から注目が集まり、2022年に国内初のショートドラマアプリ「BUMP」が登場したことで本格的な市場形成が始まりました。
特に2024年には、「UniReel」「FANY :D」「SWIPEDRAMA」など新たなプラットフォームが相次いでリリースされ、市場全体が大きく盛り上がりをみせています。
経済的な期待も高く、2026年には日本国内のショートドラマ市場が1,530億円規模に達するとの予測もあり、今後の成長が注目されています。
日本企業のショートドラマ市場への参入拡大
ショートドラマ市場の成長にあわせて、日本の大手企業も本格的に参入を進めています。
特にテレビ東京や日本テレビなどの民放キー局は、既存の制作ノウハウを活用しながら、新たな収益源としてショートドラマの可能性を模索しています。
また、フジテレビは2025年度中にショートドラマ専用アプリのリリースを予定しており、ドラマ制作の実績と自社の配信基盤を組み合わせた独自の戦略を打ち出しています。
こうした動きはテレビ局だけに留まらず、今後もエンタメ・メディア企業を中心に日本企業の参入が加速していくことを示唆しています。
なかでもコンテンツやキャラクターなどの自社IP(知的財産)を持つ企業にとって、ショートドラマ市場への参入は新たなビジネスチャンスとなりつつあります。
企業・自治体によるショートドラマ活用の広がり
ショートドラマは、企業や自治体のマーケティング手法としても注目を集めています。特に、TikTokなどのSNSを活用してショートドラマを配信するケースが増えています。
ショートドラマを活用するメリットは、広告色を抑えながらも、ストーリーを通じて自然にメッセージを届けられる点にあります。特にZ世代を中心に高い共感を得やすく、拡散性にも優れているのが特徴です。
商品・サービスのPRをはじめ、自治体の観光誘致、採用活動など、さまざまな分野での活用が広がっています。
以下の記事では、企業・自治体のショートドラマ活用事例とその成果を詳しく解説しています。気になる方は、あわせてチェックしてみてください。
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日本でショートドラマを成功させるポイント
ショートドラマをビジネスに活用する場合、作品の質はもちろん、マーケティングを意識した戦略も重要です。 ここでは、ショートドラマ活用の成功ポイントを解説します。
目的に合わせてターゲットとジャンルを選ぶ
ショートドラマを制作する際は、目的に応じたターゲット設定とジャンル選定が欠かせません。
例えば、SNSでの拡散による認知拡大が目的の場合は若年層をターゲットとし、若い世代に人気の恋愛・青春ジャンルの作品を制作すると効果的です。
一方で、収益化を目的とする場合は、より購買力のある30〜40代向けのヒューマンドラマやサスペンスなど、深みのあるテーマを選ぶと良いでしょう。
ターゲットとなる視聴者が共感しやすいジャンルを選ぶことで、作品に没入しやすくなり、継続的な視聴や拡散につながります。
ショートドラマ独自の構成を意識する
ショートドラマでは、従来の映画やテレビドラマとは異なる作品づくりが求められます。
特に重要なのが、視聴者を引きつけるスピード感とテンポの良い展開です。1話あたり1~3分という短い尺のなかに起承転結を凝縮し、物語の核心を早い段階で提示する必要があります。
また、無料視聴から有料視聴に切り替わるタイミングでストーリーを一気に盛り上げるなど、課金を見据えた演出も作品の収益性を左右するポイントです。
こうした構成は専門的なノウハウが求められるため、ビジネスとして活用したい場合はショートドラマ専門の制作会社に依頼するのがおすすめです。

nowhere filmはショートドラマ特化の制作プロダクションです。TikTokなどのSNS向け縦型動画をはじめ、30話以上のアプリ課金型や横型対応の動画など、映像の質とマーケティング視点を両立させた作品づくりを行っています。
- 広告配信・アプリ配信 累計500話以上の制作実績
- コメディ・恋愛・ホラーなど多彩なジャンルに対応
- SNS・ショートドラマアプリなど配信先に応じた制作・企画が可能
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成長する日本のショートドラマ市場で新たなヒットを生み出そう
海外で人気を集め、日本でも急速な成長を遂げているショートドラマ。日本独自の配信アプリが次々とリリースされ、国内企業の市場参入も盛り上がりをみせています。
自社の事業成長を加速させる次の一手として、ぜひショートドラマ活用を検討してみてはいかがでしょうか。

酒井 大輝|nowhere film代表
ショートドラマ制作会社 nowhere film 代表。広告・エンタメ領域で多数の映像コンテンツを手がけ、企業の映像戦略やショートドラマ制作を支援。大手企業やスタートアップのブランディングに携わり、映像を活用したマーケティングを得意とする。シーシャバーやワインバーなど、場づくり事業も展開。