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採用動画の成功事例15選!最新トレンドや成果につながる企画・制作のポイントも解説
- 最終更新日:2026/10/30
- 公開日:2026/10/30
採用動画は、企業の魅力や仕事内容を分かりやすく伝える手段として注目されています。
近年では、従来の会社紹介動画や社員インタビューに加え、TikTokやInstagramなどのSNSを活用したショート動画やストーリー仕立てのショートドラマなど、表現も多様化しています。
しかし、採用動画を制作したいと思っても、「どのような内容にすれば良いか分からない」「本当に成果につながるのか」と悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、採用動画の種類やメリット、最新トレンドを解説するとともに、参考となる企業の成功事例をまとめました。制作費用の目安や成果につなげるためのポイントも解説しているので、採用動画の制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 採用動画の種類
- 採用動画を活用するメリット
- 採用動画の最新トレンド
- 採用動画の成功事例15選
- 1. primeNumber|多角的な視点のインタビューで職種の価値を発信
- 2. サイバーエージェント|社員の一日から選考対策まで動画コンテンツを幅広く展開
- 3. 清水建設|若手社員への密着動画で仕事内容と働き方を紹介
- 4. ANA|社員インタビューと仕事風景で空港業務のリアルを発信
- 5. JALカード|社員出演の動画で分かりやすく会社を紹介
- 6. SB C&S|社員のリアルな声を採用動画で発信
- 7. 楽天グループ|オフィス紹介動画で働く環境や福利厚生の魅力を訴求
- 8. トヨタ自動車|若手社員の本音や仕事のリアルを多彩な動画で発信
- 9. サンエー工業株式会社|アニメーションで仕事内容の理解を促進
- 10. テクノワークス|採用ショート動画でスカウト返信率が向上
- 11. 三陽工業|TikTok動画から2ヶ月で15名の応募を獲得
- 12. ALSOK双栄|縦型ショート動画の活用で会社説明会の申込数が増加
- 13. 株式会社Leading Communication|TikTok経由で214件の応募・採用コスト30%削減
- 14. セレス|採用TikTok開始後、約1ヶ月で応募相談を獲得
- 15. エーエスエル|ショートドラマで社内文化を表現
- 採用動画の制作にかかる費用
- 採用動画の制作費用を抑える3つのコツ
- 採用動画を成功させる5つのポイント
- 採用動画を活用して理想の人材採用を実現しよう
採用動画の種類
採用動画にはさまざまな種類があります。それぞれ強みが異なるため、伝えたい情報や採用課題、ターゲットに合わせて選ぶことがポイントです。
以下では、代表的な採用動画の種類と特徴をまとめました。
| 種類 | 特徴・メリット |
|---|---|
| インタビュー動画 | 社員の仕事内容や仕事への思いを本人の言葉で伝えられる。社員の人柄や社風も伝わりやすい。 |
| オフィス紹介動画 | 執務スペースや休憩室などを紹介することで、職場環境や働く雰囲気を具体的に伝えられる。 |
| 事業紹介動画 | 企業の事業内容やサービス、社会的な役割などを映像で分かりやすく説明できる。 |
| コンセプトムービー | 企業理念やビジョン、ブランドの世界観を印象的に伝えられる。共感を生み出しやすい。 |
| 社員の密着動画 | 出勤から退勤までの流れを紹介することで、仕事内容や働き方をリアルにイメージしてもらえる。 |
例えば、仕事内容への理解を深めてもらいたい場合はインタビュー動画や密着動画、企業の認知度を高めたい場合はコンセプトムービーなどが向いているでしょう。また、複数の形式を組み合わせることで、企業の魅力をより多角的に伝えることも可能です。
採用動画を活用するメリット
採用動画を活用することで、企業の魅力を分かりやすく伝えられることはもちろん、採用活動の効率化や入社後のミスマッチの防止にも役立ちます。
ここでは、採用動画を活用する4つのメリットをまとめました。
職場の雰囲気や社員の人柄を伝えられる
1つ目のメリットは、職場の雰囲気や社員の人柄をリアルに伝えられることです。
採用サイトの文章や写真だけでは、社風や社員同士の関係性などを十分に伝えることは難しいものです。その点、採用動画なら、社員が仕事について語る様子や日常の何気ないやり取りを映像で見せることで、職場の空気感を伝えられます。
2025年に合同会社ARUCHIが実施した「採用動画に関するトレンド調査」によると、「採用動画のほうが採用サイト(会社案内やテキスト情報)より印象に残った」と回答した人は74.5%にのぼりました。
また、志望度が高まった採用動画の特徴としては、「働く社員のリアルな声があった」(38.0%)、「職場の雰囲気や空気感がリアルだった」(37.4%)など、社員や職場の空気感に関わる項目が上位を占めています。(※)
こうした結果からも、動画を通じて「実際に働く人の姿を見せること」が、求職者の興味や志望度を高めるうえで重要だと分かります。
仕事内容への理解を深められる
2つ目のメリットは、求職者に仕事内容を具体的にイメージしてもらえることです。
従来の求人票や採用サイトでは、仕事内容を文章で説明する形式が一般的でした。しかし、専門性の高い職種や一般に知られていない仕事の場合、文章だけでは業務内容が伝わりにくいこともあります。
その点、採用動画なら社員が実際に働く様子や業務の流れを映像で紹介できます。例えば、営業職であれば顧客との打ち合わせ風景、エンジニアであれば開発現場の様子などを見せることで、仕事の具体的なイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。
仕事内容への理解が深まれば、求職者が自分に合った仕事かどうかを判断しやすくなります。
企業説明の質の向上やコスト削減につながる
3つ目のメリットは、企業説明の質を一定に保ちながら、採用活動を効率化できることです。
会社説明会や面接では、担当者によって説明内容や伝え方に差が生じることがあります。また、同じ説明を何度も行うことが、採用担当者の負担になっている場合もあるでしょう。
採用動画を活用すれば、担当者による説明のばらつきを防ぎ、事業内容や企業理念、働き方などを求職者に分かりやすく伝えられます。
さらに、一度制作した動画は、会社説明会や採用サイト、SNSなど、さまざまな場面で繰り返し活用できます。説明にかかる時間や担当者の負担を減らせるため、長期的に採用活動のコスト削減にもつながります。
入社後のミスマッチを防ぎやすい
4つ目のメリットは、入社後のミスマッチを防ぎやすくなることです。
採用活動では、企業が求める人物像と求職者の希望が合っているかを見極めることが重要です。しかし、採用サイトなどで企業の良い部分だけを伝えていると、入社後に「想像していた仕事と違った」と感じられてしまう可能性があります。
採用動画を活用すれば、実際の仕事内容や職場環境、社員の本音などをリアルに伝えられます。
例えば、仕事のやりがいだけでなく、大変な部分や乗り越えた経験なども紹介することで、求職者が入社後の働き方をより具体的にイメージできるでしょう。
採用動画の最新トレンド
近年、SNSの普及などを背景に、採用動画の形式や内容も多様化しています。ここでは、採用動画の最新トレンドを4つ紹介します。
短時間で視聴できる縦型コンテンツ
近年、採用活動でもTikTokやInstagramのリール、YouTube Shortsなどの縦型ショート動画を活用する企業が増えています。スマホで手軽に視聴できるため、新卒採用やアルバイト採用など、「タイパ」を重視する若年層へのアプローチに向いています。
例えば、「社員の一日」「オフィスツアー」「仕事あるある」など、テーマを絞って短時間で紹介するコンテンツが代表的です。
採用サイトを積極的に見ていないユーザーにも動画を届けられる可能性があり、企業の認知度を高めるきっかけとして活用できます。
社員のリアルな姿を伝える内容
実際に働く社員の本音や日常を伝えるコンテンツも人気です。企業の魅力を詰め込んだコンセプトムービーや社員インタビュー、一日密着、Vlog、座談会など、リアルな働き方を紹介する動画が活用されています。
例えば、若手社員に入社前後のギャップを聞いたり、仕事で苦労した経験を語ってもらったりすることで、求職者が知りたい社員の生の声を伝えられます。
重要なのは、企業の良い部分だけを見せようとしないことです。社員の率直な言葉や自然なやり取りを通じて、企業への理解や信頼を深めてもらえるでしょう。
アニメーションの活用
事業内容や仕事内容を分かりやすく伝える手法として、アニメーションを活用した採用動画も注目されています。実写では説明しにくい専門的な技術や複雑なサービスの仕組みも、イラストや図解を使うことで視覚的に伝えられる点がメリットです。
例えば、製造業の技術やITサービスの仕組みなども、アニメーションなら予備知識のない求職者に理解してもらいやすくなります。
また、社員の出演が不要なため、撮影の負担を抑えられることもメリットです。職場の雰囲気と事業内容の両方を分かりやすく伝えたい場合などは、実写と併用するケースもあります。
ストーリーで魅力を伝えるショートドラマ
企業や仕事の魅力をストーリー仕立てで伝える「ショートドラマ」も、採用動画の新たな手法として注目を集めています。
仕事で起こる出来事や社員同士のやり取りを物語として描くことで、視聴者の共感を生み出しやすいことが特徴です。
例えば、若手社員が困難を乗り越える姿や、社員同士が協力して課題を解決する物語などを通じて、企業の社風を自然に伝えられます。
採用情報を得るために見るのではなく、「面白そうだから見てみたい」と思ってもらえることも、ショートドラマならではの魅力です。
採用効果が頭打ちになっている企業は必見!
「次の一手」としてショートドラマを活用してみませんか?
・採用トレンドにもなっている「ショートドラマ」とは?
・ショートドラマが成果につながる理由
・実際の成功事例と制作フロー
このような疑問を以下の資料でまとめて解決します!
採用動画の成功事例15選
採用動画は、さまざまな業界で活用されています。ここからは、社員インタビューや一日密着動画、アニメーション、TikTokのショート動画など、企業の採用動画の成功事例15選をまとめました。
採用動画の活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. primeNumber|多角的な視点のインタビューで職種の価値を発信
データテクノロジー領域で事業を展開する「primeNumber」。同社では、エンジニアの採用を目的として、データエンジニアリングの魅力や社会的価値を伝える採用動画を制作しました。
特徴は、顧客や共同で事業を推進する研究機関など、社員以外のさまざまな立場の人を含めたインタビュー動画を制作したことです。多角的な視点から仕事の魅力を語ってもらうことで、データエンジニアリングの仕事が社会や顧客にどのような価値を提供しているのかを深掘りしています。
また、専門的な内容を分かりやすく説明するために、アニメーションも活用。データエンジニアリングという仕事に対する従来のイメージを払拭し、職種の魅力や可能性を印象づける映像に仕上げています。
※nowhere film関連会社にて制作
2. サイバーエージェント|社員の一日から選考対策まで動画コンテンツを幅広く展開
サイバーエージェントでは、公式採用サイト内の「Video Library」で採用動画を公開しています。
コンテンツは、社員紹介や職種紹介、社員の一日、企業カルチャー、オフィス紹介、選考対策など多岐にわたります。特徴は、求職者が採用活動の各段階で必要とする情報を動画で提供していることです。
例えば、企業研究の段階では会社の雰囲気や仕事内容を知ることができ、選考が進んだ段階では、面接などに関する情報を確認できます。
単発の会社紹介動画で終わらせず、求職者の疑問や関心に合わせて複数の動画を用意することで、企業理解を深めてもらう取り組みです。
3. 清水建設|若手社員への密着動画で仕事内容と働き方を紹介
清水建設では、公式採用サイトからYouTubeの採用動画へ誘導し、仕事内容や社員の働き方を紹介しています。
なかでも「SHIMZ 3TIPS~私らしく働く3つの秘訣~」という動画では、若手社員の一日に密着し、仕事のリアルな様子を伝えています。
特徴は、仕事内容に加えて、実際に働く社員の人柄や仕事への思いも伝えていることです。
さらに、職種別の紹介動画も公開し、求職者が興味のある仕事について、より詳しく知ることができる構成になっています。
4. ANA|社員インタビューと仕事風景で空港業務のリアルを発信
ANAでは、公式YouTubeで採用動画「We are ANA Flight staff」を公開しています。
動画では、実際の空港業務の様子と社員インタビューを組み合わせ、仕事のやりがいや空港で働く魅力、ANAグループの特徴などを紹介しています。
特徴は、社員本人の言葉と実際の仕事風景を通じて、空港業務のリアルな姿を伝えていること。航空業界の仕事は華やかなイメージを持たれやすい一方、実際の業務内容や働き方については、十分に知られていない部分もあります。こうした仕事の現場を映像で見せることで、求職者が入社後の働き方を具体的にイメージしやすくなります。
企業の魅力を伝えることはもちろん、仕事内容への理解を深める採用動画として参考になる事例です。
5. JALカード|社員出演の動画で分かりやすく会社を紹介
JALカードでは、新卒採用向けの動画「JALカードってどんな会社?」をYouTubeで公開しています。
動画では、実際に働く社員が登場し、会社の特徴や仕事内容などを紹介しています。特徴は、社員自身が会社について説明することで、求職者にとって親しみやすい内容にしていることです。
実際に働く人の姿を見せることで、企業への興味を引き出している事例です。
6. SB C&S|社員のリアルな声を採用動画で発信
IT関連製品の流通やサービスを展開する「SB C&S」では、異なる職種で働く8人の社員が登場する採用動画を制作しました。
動画には、各事業本部から外勤営業、内勤営業、販売推進、エンジニアなど、さまざまな職種の社員が出演。それぞれの業務内容や仕事のやりがい、キャリアパスについて語っています。
特徴は、複数の社員の声を通じて、同じ企業でも職種によって異なる働き方や魅力を伝えていることです。求職者が入社後にどのようなキャリアを描けるのかをイメージできる動画になっています。
7. 楽天グループ|オフィス紹介動画で働く環境や福利厚生の魅力を訴求
楽天グループでは、本社オフィス「楽天クリムゾンハウス」を紹介する動画を公開しています。
動画では執務スペースに加え、社員食堂やフィットネスジムなどにも焦点を当てています。特徴は、オフィスを「社員の生活を豊かにする場所」として見せていることです。求職者にとっては、どのような環境で働けるのかも企業選びの重要なポイントになります。
オフィスの雰囲気に加えて福利厚生や働く環境の魅力まで映像で伝えることで、求職者に入社後の生活を具体的にイメージしてもらえる事例です。
8. トヨタ自動車|若手社員の本音や仕事のリアルを多彩な動画で発信
トヨタ自動車では、公式採用サイトに「動画で見るトヨタ」というコンテンツを設け、採用動画を公開しています。「30分の動画で分かる企業説明会」から「若手のホンネ会議」「トヨタのキャリアの面白さ」など、幅広い内容です。
特徴は、若手社員の率直な声を発信していること。例えば、若手社員が入社前後のギャップなどについて語る動画では、求職者が気になる疑問に社員が答え、企業のありのままの姿を伝えています。
9. サンエー工業株式会社|アニメーションで仕事内容の理解を促進
サンエー工業株式会社では、事業内容や仕事内容を分かりやすく伝えるために、アニメーションを活用した採用向けの動画を制作しました。
同社が手がけるプラント関連事業は専門性が高く、求職者に仕事内容をイメージしてもらうことが難しい分野です。そこで、アニメーションを活用し、事業の仕組みや仕事の価値を視覚的に表現しました。
特徴は、短い動画のなかでも、専門的な内容を分かりやすく伝えられるように工夫していることです。実写だけでは説明が難しい仕事でも、イラストや図解を取り入れることで、求職者の理解を深められます。
特にBtoB企業や専門技術を扱う企業など、仕事内容が一般的には知られていない場合に参考になる事例です。
10. テクノワークス|採用ショート動画でスカウト返信率が向上
テクノワークスでは採用活動にショート動画を導入し、スカウトへの返信率改善につなげました。
従来の採用活動では、求職者に企業の魅力を十分に伝えきれていないことが課題でした。そこで採用動画を制作し、スカウトメールや採用サイト、転職フェアなど、複数の接点で活用しました。
その結果、ベテラン層のスカウト返信率は0%から7.1%、若手層も0%から2.3%に向上。さらに、動画導入後の半年間で5名の入社が決定しました。(※)
特徴は、採用動画をSNSだけでなく、既存の採用活動にも組み込んでいることです。採用動画は新たな求職者との接点づくりだけでなく、すでに企業に興味を持っている人の理解促進や志望度の向上にも活用できることが分かる事例です。
※出典:株式会社moovy|スカウトメールの返信率が0%→7.1%へ劇的改善!半年間で5名採用決定した、採用ショート動画活用事例
11. 三陽工業|TikTok動画から2ヶ月で15名の応募を獲得
製造業を展開する三陽工業では、ベテラン社員が出演する「おじさんTikTok」を通じて、企業の魅力を発信しています。
企業の公式アカウントでありながら、社員の個性を活かした親しみやすい動画を投稿していることが特徴です。作り込まれた会社紹介ではなく、社員が楽しそうに動画に出演する姿を見せることで、職場の雰囲気や企業文化を自然に伝えています。
TikTokと無料求人サイトを活用して社員を募集した際には、2ヶ月間で15名の応募を獲得、2名の採用に至るなどの成果を生んでいます。(※)
※出典:三陽工業株式会社|三陽工業の広報部署がTikTokで人材募集 無料コンテンツのみで 2カ月間に15名の応募があり2名の採用が決定!
12. ALSOK双栄|縦型ショート動画の活用で会社説明会の申込数が増加
ALSOKグループの「ALSOK双栄」では、採用活動に縦型ショート動画を導入しました。
同社の課題は、警備事業だけでなく、施設の維持・管理などの幅広い事業展開を求職者に知ってもらうことでした。そこで、社員の仕事風景や仕事のやりがいを伝えるショート動画を制作しました。
完成した動画は、採用サイトや合同企業説明会、学生へのメールなど、さまざまな場面で活用。その結果、動画導入前と比べて会社説明会への申込数が約10件増加しました。(※)
短尺の動画を複数の採用接点で活用することで、仕事内容への理解促進と学生との接点拡大につなげた事例です。
※出典:株式会社moovy|説明会への申込数が約10件増!「警備だけじゃない」事業理解を促進する採用動画
13. 株式会社Leading Communication|TikTok経由で214件の応募・採用コスト30%削減
SNSマーケティング事業などを展開する「Leading Communication」では、採用特化型のTikTokアカウント「ギャル人事はバズらせたい」を運用しています。
特徴は、人事担当者のキャラクターを活かし、採用情報をエンタメ性のあるコンテンツとして発信していることです。従来の求人広告とは異なり、ユーザーが普段から楽しんでいるTikTokの動画になじむ形で、企業の雰囲気や採用情報を伝えています。
その結果、TikTok経由で累計214件の応募を獲得し、月間応募数は最大36件を記録。さらに、採用コストを30%削減しました。(※)
企業の認知拡大だけでなく、応募獲得や採用コストの削減にまでつなげた成功事例です。
※出典:株式会社Leading Communicationのプレスリリース|採用コスト30%削減、応募214件。求人媒体に頼らない「TikTok採用」の実践記録。
14. セレス|採用TikTok開始後、約1ヶ月で応募相談を獲得
モバイルサービス事業などを展開する「セレス」では、採用活動の一環としてTikTokアカウントを運用しています。
月4〜5本の動画を継続的に発信し、本格運用から約1ヶ月で、TikTokのDMを通じた応募相談を獲得。さらに、広告施策も組み合わせ、2ヶ月間でTikTokプロフィールから採用サイトへのリンククリック数が1.3万回に増加しました。(※)
量より質を重視し、ユーザーの興味を引くコンテンツとプラットフォームの特性を活かした企画設計で成果につなげた事例です。
※出典:studio15株式会社のプレスリリース|【TikTok×採用広報の成功事例】セレスの採用SNS開始わずか1.5ヶ月・月数回投稿のみでDM経由の応募を獲得
15. エーエスエル|ショートドラマで社内文化を表現
IT企業の「エーエスエル」では、採用動画としてショートドラマを制作しました。特徴は、社員インタビューや会社紹介ではなく、あえてフィクションのストーリーを通じて企業のカルチャーを伝えていることです。
動画では、働きやすさや平等な評価制度など、同社が大切にしている価値観をエンタメ性の高いドラマで表現しています。
企業の制度や社風を文章で説明するだけでは、求職者に具体的なイメージを持ってもらいにくい場合があります。その点、ショートドラマなら、ストーリーを通じて企業の価値観を描くことで、求職者に興味や共感をもってもらいやすいというメリットがあります。
「まずはコンテンツとして楽しんでもらい、その延長線上で企業に興味を持ってもらう」という、新しい採用動画のアプローチです。
採用動画の制作にかかる費用
採用動画の制作費用は、動画の種類や長さ、撮影規模などによって異なります。
アルファノート株式会社の調査では、採用動画1本あたりの制作予算は「10万円〜30万円未満」が最多となっています。ただし、インタビューなどのシンプルな動画と、複数のロケーションや演出を取り入れたコンセプトムービーでは予算が大きく異なります。
一般的な制作費用の目安は、以下のとおりです。
| 費用の目安 | 動画の種類・内容 |
|---|---|
| 10万〜50万円程度 | シンプルなインタビュー、短尺の採用動画など |
| 50万〜100万円程度 | 複数名へのインタビュー、会社紹介、オフィス紹介など |
| 100万円〜 | コンセプトムービー、複数ロケーションや本格的な演出をともなう動画など |
また、動画の尺だけでなく、撮影スタッフの人数や機材、編集の工数、出演者のキャスティングなども費用に影響します。そのため、まずは採用動画の目的や予算を明確にしてから制作会社に相談することをおすすめします。
採用動画の制作費用を抑える3つのコツ
採用動画を制作したいと考えているものの、費用面で導入をためらっている企業もあるのではないでしょうか。採用動画は、制作方法を工夫することで、クオリティを維持しながら費用を抑えられる可能性があります。
ここでは、制作費用を抑えるための3つのコツを紹介します。
動画の尺を短くする
1つ目のコツは、動画の尺(長さ)を短くすることです。
一般的に、動画が長くなるほど撮影や編集にかかる工数が増え、制作費用も高くなる傾向にあります。伝えたい内容を絞り、短尺の動画にすることで費用を抑えやすくなります。
特に、TikTokやInstagramのリール、YouTube Shortsなどを活用する場合は、短時間で視聴できるコンテンツとの相性が良いこともメリットです。
ただし、短尺動画の場合、限られた時間のなかで企業の魅力や伝えたいメッセージを分かりやすく届ける構成力が重要です。動画の目的に合わせて必要な情報を整理し、適切な長さにまとめましょう。
制作工程の一部を内製化する
2つ目は、制作工程の一部を社内で対応することです。
採用動画の制作には、企画立案やシナリオ作成、撮影、編集など、さまざまな工程があります。これらをすべて制作会社に依頼するのではなく、一部を内製化することで費用を抑えられる可能性があります。
例えば、動画で伝えたい内容やインタビューの質問項目を社内で整理したり、撮影した素材の一部を自社で編集したりする方法が考えられます。
ただし、費用を抑えることを優先するあまり、動画のクオリティが下がってしまっては本末転倒です。特に、企画や構成は採用動画の成果を左右する重要なポイントです。どの工程を内製化し、どこをプロに任せるべきか、制作会社とも相談しながら判断しましょう。
自社の社員に出演してもらう
3つ目は、自社の社員に動画に出演してもらうことです。
プロの俳優やモデルを起用するとキャスティング費用が発生しますが、自社の社員に出演を依頼すれば費用をカットできます。
また、採用動画の場合、実際に働く社員が出演すること自体にも大きなメリットがあります。社員の表情や話し方、自然なやり取りを通じて、企業の雰囲気や人柄をリアルに伝えられるためです。
ただし、社員に出演してもらう場合は、動画の公開範囲や利用期間について事前に合意しておく必要があります。退職後も動画を使用できるかなど、肖像権や利用許諾に関する事項をあらかじめ整理することでトラブルを防ぎましょう。
採用動画を成功させる5つのポイント
採用動画の制作で重要なのは、採用課題やターゲットを明確にしたうえで、求職者が知りたい情報を適切な形で届けることです。
ここでは、採用動画を成功させるために押さえておきたい5つのポイントをまとめました。
課題と制作目的を明確にする
まずは、採用動画を制作する目的を明確にしましょう。
「企業の認知度向上」「応募数の増加」「仕事内容への理解促進」など、目的によって制作すべき動画は異なります。
例えば、企業の認知度を高めたい場合は、SNSで拡散されやすいショート動画や、印象に残るコンセプトムービーなどが考えられます。
一方、入社後のミスマッチを減らしたい場合は、社員インタビューや密着動画など、実際の仕事内容や働き方を詳しく紹介するコンテンツが適しているでしょう。
「採用動画を作ること」自体を目的にするのではなく、解決したい採用課題から逆算して企画することがポイントです。
求める人物像に合わせて企画する
採用したい人物像に合わせて動画を企画することも大切です。採用動画では、企業が伝えたい情報だけでなく、求職者がどのような情報を求めているのかを考える必要があります。
例えば、新卒採用なら、職場の雰囲気や研修制度、入社後のキャリアなどに関心を持つ人が多いでしょう。一方、中途採用では、具体的な業務内容や求められるスキル、評価制度などが重視されやすくなります。
また、同じ職種でも、未経験者と経験者では知りたい情報が異なります。「どのような人を採用したいのか」を明確にしたうえで、ターゲットが興味を持ちやすいテーマや表現方法を考えましょう。
企業のリアルな姿を伝える
採用動画では、企業のリアルな姿を伝えることも意識してみましょう。
企業の魅力を見せようとするあまり、抽象的な企業理念や華やかな演出を押し出してしまうことがあります。しかし、求職者が本当に知りたいのは、実際に働く社員の人柄や職場環境、具体的な仕事内容などの情報です。
リアルな情報を届けるために、社員の本音や実際の仕事風景、職場の雰囲気など、入社後の働き方をイメージできる内容を盛り込みましょう。
例えば、仕事のやりがいだけでなく、大変な部分や失敗を乗り越えた経験などを紹介することも効果的です。企業の良い面だけを伝えるのではなく、リアルな姿を見せることで、求職者からの信頼や共感につながります。
応募までの導線を設計する
動画の視聴から応募までの導線を設計することもポイントです。
どれだけ多くの人に動画を見てもらえても、求人情報や応募フォームへの導線がなければ、採用成果につなげることは難しくなります。
例えば、TikTokやInstagramで採用動画を配信する場合は、プロフィールから採用サイトへアクセスできるようにするなど、次の行動を促す工夫が必要です。
また、採用動画の成果を測定する際は、再生回数だけでなく、採用サイトへの流入数やエントリー数、応募率、内定承諾率なども確認しましょう。
動画を見てもらうことをゴールにせず、その後の行動まで見据えて設計することが重要です。
最後まで見てもらえるように工夫する
求職者が最後まで見たくなる動画を制作することも重要です。
採用動画では、事業内容や企業理念、仕事内容など、伝えたい情報が多くなりがちです。こういった情報を詰め込みすぎると、内容が冗長になり、途中で視聴をやめられてしまう可能性があります。
そのため、冒頭で興味を引く内容を提示したり、テンポ良く展開したりするなど、視聴者を飽きさせない工夫が必要です。
なかでもおすすめなのが、ストーリー性を取り入れたショートドラマです。
例えば、若手社員が仕事の壁を乗り越える姿や、社員同士のコミュニケーションを物語として描くことで、求職者が感情移入しながら企業の魅力に触れられます。
また、TikTokやInstagramのリールなどでは、採用情報を積極的に探していないユーザーにも、エンタメコンテンツとして楽しんでもらえる可能性があります。動画を通じて「もっとこの会社について知りたい」と思ってもらえる内容を意識しましょう。
採用動画を活用して理想の人材採用を実現しよう
今回は、採用動画の成功事例をはじめ、最新トレンドや制作費用、成果につなげるためのポイントを紹介しました。
採用動画は、社員の人柄や職場の雰囲気、仕事内容など、文章や写真だけでは伝えにくい情報を分かりやすく届けられることが魅力です。
近年は、従来の会社紹介動画や社員インタビューに加え、TikTokなどを活用した縦型ショート動画やショートドラマも注目されています。本記事で解説した内容を参考に、ぜひ自社の目的や課題に合った動画を採用活動に取り入れてみてはいかがでしょうか。

nowhere film株式会社は、近年採用動画のトレンドとなっているショートドラマを中心に、幅広いニーズに対応する動画制作会社です。ショートドラマは特にZ世代との親和性が高く、新卒採用を強化したい場合に適しています。
nowhere filmは、「バズらせて終わり」ではなく、企業やブランドの本質的な価値を物語化し、成果につなげる戦略設計を強みとしています。訴求力が高くストーリー性のある動画を通じて、自社の魅力を自然に伝えたい企業におすすめです。
- 企業やブランドの価値を物語化し、採用成果につなげる戦略設計が強み
- ドラマ形式で企業の魅力を効果的に伝える
- 企画から脚本、演出、撮影までワンストップで対応
「若年層への認知度を高めたい」「自社のカルチャーを魅力的に伝えたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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ショートドラマ制作会社 nowhere film 代表。広告・エンタメ領域で多数の映像コンテンツを手がけ、企業の映像戦略やショートドラマ制作を支援。大手企業やスタートアップのブランディングに携わり、映像を活用したマーケティングを得意とする。シーシャバーやワインバーなど、場づくり事業も展開。
