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ショートドラマのマネタイズ方法は?収益モデルや課題、成功ポイントを解説
- 最終更新日:2026/01/29
- 公開日:2026/01/29
近年、若年層を中心に人気を集めるショートドラマは、企業のマーケティング手法としても注目されています。
そこで本記事では、ショートドラマを使ったマネタイズの考え方や代表的な収益モデルをまとめました。事業化を進めるうえで直面しやすい課題を元に、成果につなげるためのポイントもご紹介します。
ショートドラマで収益化を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ショートドラマの市場規模と人気の背景
ショートドラマとは、1〜3分程度の短い時間で完結するストーリー仕立ての縦型動画のことです。広告色を抑えながら商品やサービスを紹介できるため、近年ではマーケティング手法としても注目を集めています。
まずは、ショートドラマの市場規模と人気の背景を見てみましょう。
ショートドラマの市場規模
ショートドラマは、2019年頃から中国で急速に広まり、日本では2021年頃から注目されるようになりました。最近では大手テレビ局やスタートアップの参入も相次ぎ、市場全体が盛り上がりをみせています。
さらに2026年には、縦型ショートドラマの市場規模は国内で1,530億円規模に達すると予測されています。(※)
※出典:emole株式会社のプレスリリース|ショートドラマアプリ「BUMP」が世界進出、100カ国・地域でアプリ提供・ドラマ配信を開始
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ショートドラマが注目される背景
ショートドラマが注目される背景のひとつに、スマホの普及が挙げられます。特にSNSの浸透により、縦型動画の視聴が日常の行動に溶け込むようになりました。
通勤中や待ち時間などのスキマ時間に動画を見る習慣が広がり、なかでも短いストーリーで満足感を得られるショートドラマが人気を集めています。
特にタイムパフォーマンスを重視するZ世代を中心に、短時間で楽しめるコンテンツへのニーズは年々高まりを見せています。
こうした流れを受け、企業がマーケティングやブランディング施策の一環としてショートドラマを取り入れる動きが広がりつつあるのです。
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ショートドラマのマネタイズ方法
ショートドラマは視聴数を集めやすいコンテンツですが、収益につなげる仕組みをしっかりと設計しないまま配信してしまうケースも少なくありません。売上や事業での成果に結びつけるために、収益を生み出す方法を押さえておきましょう。
ここからは、ショートドラマの具体的なマネタイズ方法をご紹介します。
- 自社商品・サービスのPR・広告への活用
- ショートドラマ専用アプリへの課金
- 自社IPのショートドラマ化や二次利用
- SNSプラットフォームの広告収益
自社商品・サービスのPR・広告への活用
企業がショートドラマをマーケティングに取り入れる場合、自社商品・サービスのPRに活用するのが一般的です。ショートドラマは商品やサービスの魅力を自然に伝えられるため、認知拡大から購買・問い合わせまでつなげられます。
従来の広告は「売り込み感」が強く、視聴者にスキップされやすい傾向がありました。一方、ショートドラマは物語のなかに商品を自然に溶け込ませられるため、視聴者の理解や共感を得やすい点が特長です。
例えば、商品の利用シーンをストーリーに取り入れることで、文字の説明だけでは伝わりにくい商品価値を直感的に訴求できます。
また、ショートドラマは広告としても活用されることが増えてきました。
ストーリー性のあるショートドラマは視聴者の興味を引きやすく、一般的な広告動画よりも視聴維持率や完了率が高くなるケースがあります。オーガニック投稿だけでなく、広告素材としても活用することで、制作コストを無駄にせず費用対効果を高められます。
ショートドラマ専用アプリへの課金
ショートドラマのマネタイズ方法としては、専用アプリを通じた課金モデルもあります。
アプリには1話ごとに課金するタイプや、サブスクで定額料金を支払うタイプなどがあります。冒頭の数話は無料で公開されていることが多く、途中から課金が必要となる形式が主流です。
自社IPのショートドラマ化や二次利用
漫画・小説やキャラクターなどの自社IP(知的財産)をもとにショートドラマを制作したり、オリジナルのショートドラマ自体をIP化して収益を生み出す方法もあります。
一度ファンがついたIPは、媒体や形式が変わっても価値を生みつづける資産になります。ショートドラマは、自社IPを比較的低コストかつスピーディーに映像化できるため、ユーザーの反応を検証する手段としても活用できます。
例えば、自社IPをショートドラマ化して認知を拡大したり、オリジナルのショートドラマを制作してキャラクターや世界観を育て、グッズ展開や他メディアへの展開につなげるケースが考えられます。
IPの人気が確立されれば、広告やタイアップ、ライセンス提供など、さらに複数の収益源を持つことも可能です。
SNSプラットフォームの広告収益
ショートドラマをYouTubeやTikTokなどのSNSプラットフォームに配信し、広告収益を得る方法もあります。
ただし、広告収益は再生数に大きく依存するため、安定的なマネタイズ方法としては再現性が低い場合もあります。そのため、企業が活用する場合は単独でのマネタイズではなく、他の施策を支えるサブ的な位置づけとしてとらえるのがおすすめです。
例えば、広告収益で制作費の一部を回収したり、施策の効果検証に活用するケースが考えられます。特にSNSはユーザーの反応をスピーディーに可視化できるため、投稿したコンテンツへの反応を把握し、施策に活かすことが可能です。
ショートドラマのマネタイズにおける課題
ショートドラマは視聴者の関心を集めやすい一方で、安定した収益を生み出すまでにいくつかの壁があることも事実です。ここからは、ショートドラマのマネタイズで直面しやすい、よくある課題をご紹介します。
- 投資対効果(ROI)が分かりにくい
- ドラマに課金する文化が根付いていない
- 収益単価が低く、再生数に依存しやすい
- コンテンツの寿命が短い
投資対効果(ROI)が分かりにくい
企業がショートドラマに参入する場合、投資対効果(ROI)を把握しにくいという課題があります。ショートドラマの再生数や評価は増える一方で、商品購入や問い合わせなどの増加に直接的につながったかどうかを判断しづらいケースがあります。
短期間で結果が見えない場合、社内での説明や継続判断が難しくなることもあるでしょう。ROIを可視化できないまま運用を続けてしまうと、改善の方向性も見えにくくなります。
ドラマに課金する文化が根付いていない
アプリ課金モデルでマネタイズする場合、ドラマに課金する文化が根付いていないことも課題となります。
近年では、Netflixのような動画配信サービスの普及によって、サブスクリプションでドラマを視聴する文化も広がりつつあります。しかし、「ドラマはテレビで無料で見るもの」という文化が長年定着しているため、ドラマへの課金に抵抗を感じる人も多いでしょう。
課金モデルで収益化する場合は、「課金しても見たい」と思えるストーリーや構成設計など、ショートドラマ独自の制作ノウハウが重要となります。
収益単価が低く、再生数に依存しやすい
SNSプラットフォームの広告収益は単価が低くなりやすく、再生数に依存しやすいことにも注意が必要です。
動画1本あたりの収益は少額のため、十分な収益を確保するには大量の再生数が必要です。再生数が安定しない時期には、収益も大きく変動しやすくなります。
また、プラットフォームの仕様変更やアルゴリズムの見直し、分配条件の改定などによって収益が突然下がるケースも想定しなければなりません。
コンテンツの寿命が短い
他の動画コンテンツと比較して、寿命が短くなりやすいことも課題のひとつです。
ショートドラマは話題性によって視聴数が伸びやすい一方、トレンドの移り変わりも早い傾向にあります。公開直後はたくさん再生されても、時間が経つにつれて視聴数が落ち込むケースも少なくありません。
また、制作のハードルが低く参入しやすい領域のため、競争が激化しやすい点も特徴です。量産で勝負する体制が続くと作品の質が下がり、視聴者が離れていく悪循環に陥ってしまいます。
ショートドラマのマネタイズを成功させる5つのポイント
ここからは、ショートドラマのマネタイズを成功へ導くために意識したいポイントをご紹介します。
- 投資対効果を可視化できるようにする
- 複数のマネタイズ手法を組み合わせる
- IPとして育てる企画設計を行う
- 直接的な収益と間接的な収益を組み合わせる
投資対効果を可視化できるようにする
ショートドラマを成功させるには、投資対効果の可視化が欠かせません。そのためには、効果測定を前提とした設計を行うことが重要です。
企画段階から、再生数やいいね数などの表面的な指標だけでなく、指名検索数の増加やサイトへの流入数など、マーケティング視点でのKPIを適切に設定しましょう。
目的に応じた指標を設定しておくことで、数値ベースの効果測定が可能となり、改善の方向性も判断しやすくなります。
自社にノウハウやリソースがない場合は、マーケティングに長けたショートドラマ専門の制作会社に依頼するのがおすすめです。
nowhere filmの制作事例

メディカルコート株式会社が運営するスキンケアブランド「Fleuri(フルリ)」では、売上への貢献を重視し、獲得件数とCPA(顧客獲得単価)を指標に設定したうえでショートドラマを制作しました。
ショートドラマ導入前はUGC風の動画広告を中心に運用しており、1日あたりの獲得件数は約5件前後でした。しかし、ショートドラマ形式の広告へ切り替えた結果、1日あたりの獲得件数は約10件と2倍に増加。CPAは従来の約50%まで改善されています。
制作コストは内製時と比べて上がったものの、獲得効率が大幅に向上したことで十分な費用対効果を得られた事例です。
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複数のマネタイズ手法を組み合わせる
ショートドラマの収益源を一つに絞ると、再生数の変動やプラットフォームの仕様変更の影響を受けやすくなります。そこでおすすめなのが、商品PRや広告への転用、広告収益など、複数のマネタイズ手法を組み合わせることです。
プラットフォームや市場の動向に応じて収益源を柔軟に切り替えることで、売上の柱を複数持つ運用を実現でき、収益が安定しやすくなります。
IPとして育てる企画設計を行う
「ショートドラマのマネタイズ方法」でも解説したとおり、ショートドラマを単発の企画で終わらせず、IP(知的財産)として活用することも重要です。
最初からIPとしての活用を想定し、ストーリーや世界観、キャラクターを設計するのもおすすめです。シリーズ化してファンができれば安定した収益につながり、グッズ販売や別メディアでの展開など幅も広がります。
直接的な収益と間接的な収益を組み合わせる
直接的なマネタイズだけでなく、間接的なマネタイズと組み合わせることもポイントです。ショートドラマは商品・サービスの直接的な購買につながるだけでなく、集客や認知向上などの手段としても活用できます。
例えば、視聴者の共感や理解を得やすいショートドラマの特性を活かし、ブランドイメージを自然に伝えることで、ブランディングやファン化による間接的な売上創出につながるでしょう。
また、ショートドラマを採用広報に活用すれば、採用コスト削減などの効果も得られます。間接的な効果も含めると、ショートドラマはさまざまな形でマネタイズにつなげることが可能です。
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ショートドラマの市場規模は拡大を続けており、今後もさらに注目されるコンテンツとなりつつあります。一方で、再生数だけを追う運用は安定した収益にはつながりにくく、企業がビジネスに活用するにはマネタイズを見据えた設計や投資対効果の可視化が欠かせません。
ショートドラマを通じたマネタイズを検討している場合、ショートドラマのノウハウのあるパートナー選びが重要となるでしょう。

nowhere filmは、ショートドラマに特化した制作プロダクションです。TikTokなどのSNS向け縦型動画をはじめ、30話以上のアプリ課金型や横型対応の動画など、映像の質とマーケティング視点を両立させた作品づくりを行っています。
- 創業1年で20作品以上のショートドラマを制作
- コメディ・恋愛・ホラーなど多彩なジャンルに対応
- SNS・ショートドラマアプリなど配信先に応じた制作・企画が可能
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酒井 大輝|nowhere film代表
ショートドラマ制作会社 nowhere film 代表。広告・エンタメ領域で多数の映像コンテンツを手がけ、企業の映像戦略やショートドラマ制作を支援。大手企業やスタートアップのブランディングに携わり、映像を活用したマーケティングを得意とする。シーシャバーやワインバーなど、場づくり事業も展開。
